浴衣反物生地 「角通し(かくどおし)」: sumi × chocolate
浴衣反物生地 「角通し(かくどおし)」: sumi × chocolate
¥39,600
なら 手数料無料で 月々¥13,200から
浴衣反物生地「角通し(かくどおし)」: sumi × chocolate
"角通し(OLN)"
OLNの世界観を表現できる着物や浴衣の生地をオリジナルでつくりたい!
そんな思いがずっとあります。
とは言え餅は餅屋。
一般流通している浴衣生地のクオリティと価格を井清織物の工場だけで実現するのはさすがに非現実的です。
その道の専門家にお任せできることはお任せしましょう。
というわけで数年ぶりに平賢(ひらけん)さんの門を叩きました。
(平賢さんはOLNと同じ桐生市境野町(さかいのちょう)内で、鯉のぼりを中心に捺染技術を磨いてきた染色工場です。近年は自社ブランドの「桐生手ぬぐい」がとても人気です。またお祭りシーズンにかかせない法被(はっぴ)や浴衣の型染で活躍されています。)
以前作っていただいたOLNオリジナルのシルクスクリーンにもうひと手間加えた新作の相談です。
今回のこだわりポイントは「配色」にしたいと決めていました。
前回は白地にグレー、それと白地にネイビーの2パターンを作りましたが、今回は白地の部分は無く、2回(色)染めにすることで、夏祭り以外の時期でも着用しやすいテキスタイルを目指したかったのです。(シャツなどを作る際にも、その方が私たちの今の感覚に近いなと)
今回も2パターン作りました。
1つめは青みがかった淡いグレー地に錆浅葱(さびあさぎ)色の四角いドットが並んだ「sora gray × sabi asagi」。
2色目は真っ黒よりも少しだけ浅い色の上に、楽しい気分の焦げ茶色の四角が並ぶ「sumi × chocolate」。
どれも一般的な定番色ではなく、OLNならではの色にこだわったので、実際に作業をされる平賢専務・哲平さんも「難しかった!」と仰ってました。
私たちは目で色を確認しますが、それを具現化する時は一度言語化する必要があります。
「赤みをほのかに感じる茶だが、色の濃さも必要」
「どちらかというとわずかに紫寄りの青味を感じるグレー」
とか。
試験染めされた生地を前に、このように言語化したニュアンスを前に話し合うことで、依頼人と職人との間で感覚のズレを修正し、方向性を一致させていきます。この時に作るのが難しい色、妥協できるポイント、妥協できないポイントなども明確になっていきます。
なにせ色は無限なのです。
これは糸を染めていただく染屋さんともしょっちゅう繰り返しているやり取りです。
最終的には当初思っていた以上の良い色の組み合わせになりました。
それと染める前の白生地も綿紅梅(めんこうばい)といって私たちが好きな織物です。綿紅梅の特徴は、太い糸が格子状にあり、それ以外は極薄の生地というところにあります。肌に触れるのは主に太い糸の格子状部分だけのため、生地がベタっとくっつかず、空気の通りが良く、サラッと気持ちが良いのです。
実はこの生地をずっと探していたのですが、国内でも製造するメーカーが激減しているらしく、手に入れにくい状態が続いています。しかし、たまたま取引先さんと商談していたら「綿紅梅、ウチにありますよ!」と棚から牡丹餅が落ちてきてくれたのです。
話が長くなりましたが、そんな感じで久しぶりの「角通し」紋様の浴衣生地が完成いたしました。
--- 角通し(かくどおし) ---
江戸小紋柄の代表的な柄のひとつで、細かい正方形がタテヨコに連続した紋様。「縦にも横にも筋を通す」という意味を持つことから、やはり武家社会的な雰囲気から生まれた感じがします。少しお堅いストイックな世界観が、雅(みやび)な公家文化よりもOLNっぽいなと思います。
そんなカッチリとした角通し紋様に、OLN風味の「ゆらぎ」や「あそび」のスパイスをいい塩梅に加えた意匠のテキスタイルになっています。
--- 着用時期 ---
夏(6月から8月)は浴衣にぴったりの季節ですが、4,5月でも半襟を付けて足袋を履いて着用すればサラッとした単衣の木綿キモノとしてお楽しみいただけます。
--- お仕立て ---
こちらの商品は反物です。着用するにはお仕立てが必要となります。
--- お手入れ方法 ---
着用後は陰干しをして汗を飛ばしてあげてください。
ご家庭で洗濯をする時は中性洗剤を使用し、手洗いがおすすめです。
ご自身のお好みで柔軟剤、あるいは洗濯糊を使用し下さい。
もちろん中性洗剤だけでも大丈夫です。
脱水の目安は水滴が少し垂れる程度です。
軽く手で絞るか、洗濯機の脱水機能で1分間が目安です。
※きつく絞ったり、洗濯機で長めの脱水をすると取れないシワが入ることがあります。
完全に乾いたらアイロンのスチーム機能を全開にして当ててください。
当て布をしなくても大丈夫だとは思いますが、念のため、目立たないところでアイロンを試して、テカリが出ないことを確認してから作業することをお勧めします。
アイロンにスチーム機能がない場合は、完全に乾ききる前(少し湿っぽさを感じる程度)にアイロンを当ててください。
--- ---
反物寸法:幅約40㎝ 長さ約12.5m以上
品質:綿100%
価格:36,000円+税
"角通し(OLN)"
OLNの世界観を表現できる着物や浴衣の生地をオリジナルでつくりたい!
そんな思いがずっとあります。
とは言え餅は餅屋。
一般流通している浴衣生地のクオリティと価格を井清織物の工場だけで実現するのはさすがに非現実的です。
その道の専門家にお任せできることはお任せしましょう。
というわけで数年ぶりに平賢(ひらけん)さんの門を叩きました。
(平賢さんはOLNと同じ桐生市境野町(さかいのちょう)内で、鯉のぼりを中心に捺染技術を磨いてきた染色工場です。近年は自社ブランドの「桐生手ぬぐい」がとても人気です。またお祭りシーズンにかかせない法被(はっぴ)や浴衣の型染で活躍されています。)
以前作っていただいたOLNオリジナルのシルクスクリーンにもうひと手間加えた新作の相談です。
今回のこだわりポイントは「配色」にしたいと決めていました。
前回は白地にグレー、それと白地にネイビーの2パターンを作りましたが、今回は白地の部分は無く、2回(色)染めにすることで、夏祭り以外の時期でも着用しやすいテキスタイルを目指したかったのです。(シャツなどを作る際にも、その方が私たちの今の感覚に近いなと)
今回も2パターン作りました。
1つめは青みがかった淡いグレー地に錆浅葱(さびあさぎ)色の四角いドットが並んだ「sora gray × sabi asagi」。
2色目は真っ黒よりも少しだけ浅い色の上に、楽しい気分の焦げ茶色の四角が並ぶ「sumi × chocolate」。
どれも一般的な定番色ではなく、OLNならではの色にこだわったので、実際に作業をされる平賢専務・哲平さんも「難しかった!」と仰ってました。
私たちは目で色を確認しますが、それを具現化する時は一度言語化する必要があります。
「赤みをほのかに感じる茶だが、色の濃さも必要」
「どちらかというとわずかに紫寄りの青味を感じるグレー」
とか。
試験染めされた生地を前に、このように言語化したニュアンスを前に話し合うことで、依頼人と職人との間で感覚のズレを修正し、方向性を一致させていきます。この時に作るのが難しい色、妥協できるポイント、妥協できないポイントなども明確になっていきます。
なにせ色は無限なのです。
これは糸を染めていただく染屋さんともしょっちゅう繰り返しているやり取りです。
最終的には当初思っていた以上の良い色の組み合わせになりました。
それと染める前の白生地も綿紅梅(めんこうばい)といって私たちが好きな織物です。綿紅梅の特徴は、太い糸が格子状にあり、それ以外は極薄の生地というところにあります。肌に触れるのは主に太い糸の格子状部分だけのため、生地がベタっとくっつかず、空気の通りが良く、サラッと気持ちが良いのです。
実はこの生地をずっと探していたのですが、国内でも製造するメーカーが激減しているらしく、手に入れにくい状態が続いています。しかし、たまたま取引先さんと商談していたら「綿紅梅、ウチにありますよ!」と棚から牡丹餅が落ちてきてくれたのです。
話が長くなりましたが、そんな感じで久しぶりの「角通し」紋様の浴衣生地が完成いたしました。
--- 角通し(かくどおし) ---
江戸小紋柄の代表的な柄のひとつで、細かい正方形がタテヨコに連続した紋様。「縦にも横にも筋を通す」という意味を持つことから、やはり武家社会的な雰囲気から生まれた感じがします。少しお堅いストイックな世界観が、雅(みやび)な公家文化よりもOLNっぽいなと思います。
そんなカッチリとした角通し紋様に、OLN風味の「ゆらぎ」や「あそび」のスパイスをいい塩梅に加えた意匠のテキスタイルになっています。
--- 着用時期 ---
夏(6月から8月)は浴衣にぴったりの季節ですが、4,5月でも半襟を付けて足袋を履いて着用すればサラッとした単衣の木綿キモノとしてお楽しみいただけます。
--- お仕立て ---
こちらの商品は反物です。着用するにはお仕立てが必要となります。
--- お手入れ方法 ---
着用後は陰干しをして汗を飛ばしてあげてください。
ご家庭で洗濯をする時は中性洗剤を使用し、手洗いがおすすめです。
ご自身のお好みで柔軟剤、あるいは洗濯糊を使用し下さい。
もちろん中性洗剤だけでも大丈夫です。
脱水の目安は水滴が少し垂れる程度です。
軽く手で絞るか、洗濯機の脱水機能で1分間が目安です。
※きつく絞ったり、洗濯機で長めの脱水をすると取れないシワが入ることがあります。
完全に乾いたらアイロンのスチーム機能を全開にして当ててください。
当て布をしなくても大丈夫だとは思いますが、念のため、目立たないところでアイロンを試して、テカリが出ないことを確認してから作業することをお勧めします。
アイロンにスチーム機能がない場合は、完全に乾ききる前(少し湿っぽさを感じる程度)にアイロンを当ててください。
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反物寸法:幅約40㎝ 長さ約12.5m以上
品質:綿100%
価格:36,000円+税